【羊と王子様】を更新しました。
サイトの訪問、漫画の閲覧、WCRへの投票ありがとうございます。
追記はあとがきになります。
作品製作サイドの話が聞きたくない人はBACKお願いします。

さて、【羊と王子様】 いかがでしたでしょうか。
私が短編を作る時は、タイトルから決まる時とタイトルを最後に決める時があります。
今作はタイトルが最後まで決まらなくてうんうんと悩んだ思い出があります。
タイトル候補としては「努力の方向音痴」「羊が唸る丘」「羊と王子様」の3つで悩んでいました。
今でもタイトルはどれでもいいな~と思ってます。
今作は2016年に製作しました。 結構前です。
サイト掲載が遅くなったのは、先ほども触れましたようにサークル参加時のコピー本として使っていたからです。
「2年も経ってるし、無料で掲載しても大丈夫だろう・・・」という考えと、
「お金を頂いて売った商品を無料公開しても大丈夫なのだろうか・・・」という迷いの中で公開しました。
箱庭本編の更新が遅すぎるので、サイトに通ってくださってる方々への恩返しのつもりで出したのですが、
「自分はお金を出して買いました!それが無料公開されるなんて聞いてない!買わなきゃ良かった!」と言う方がいらっしゃるのであれば即刻削除するつもりです。その際はサイトトップにある『概要・リンク』ページ内にあるメールフォームからご連絡いただければ対応させていただきます。
(文章を書いて「送信」を押すだけなのでメールアドレスも名前記入も不要ですので、名乗らずにコメントくださっても大丈夫です)
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作ったのは2年前ですが、今作には色々な思い出があります。
2016年にイベントへのサークル参加をさせいただきまして…合計10回。 そのうち8回は今作を持っていきました。
同時期に作った未公開作品「カニからのお手紙」と共に、沢山の方々から読んで頂きました。
とは言っても箱庭とは比べ物にならないくらい少ないんですけれども、直接感想をいただけるのは本当に嬉しかったです。
イベントにはよく漫画編集者の方がいらっしゃいます。
出張編集部と言って、作品を持ち込めば編集さんが添削してくださいます。
編集さんって言うと、きちんとした漫画原稿でしか受付しないイメージがあるんですが…
コピー本やプロット・ネームの中途半端な形の物でも結構受付してくださいます。
(そういうのは方針によるので、編集さんに直接聞くのが一番ですね)
今作はその出張編集部に2社ほど持込みして、ボッコボコにされた作品だったりします(笑)
主に言われたのは…
・ストーリーが破綻しすぎていて意味不明
・登場人物に全く感情移入できない
・オチが各所にあるわけでもないのにどうして4コマで作っているのか
(4コマ漫画じゃないなら普通にコマ割りするべき)
・作りたいのは漫画? 絵本? これだと漫画でもないし、絵本でもない、中途半端すぎる
といった具合です。
あとは「既存の商業漫画を読んだことある? ああいう漫画はどういう読者に読んでもらいたいのか、ターゲットを絞って、その読者に刺さるように工夫されてる。 でもこの作品は絵柄が幼稚で低年齢向けに見えるのに、羊が死ぬなどの(残酷というより)ブラックな要素がキツいから、低年齢向けでも大人向けでもない。」と言われました。
あ~ いつも言われてることだなぁ いつまでも解決しないなぁ と、ぼんやり思ったものです。
勿論、絵の下手さも言われるだろうと覚悟していたのですが、「絵についてはご本人が重々承知だと思います。努力しましょう以外に言うことはありません。」とアッサリ言われて拍子抜けしましたね。
言葉っていうのはある意味「呪い」でありまして。
「ストーリーが意味不明」と言われてしまうと、「あ~ この漫画は意味不明なんだ…」と信じてしまいます。
だから書き上げた当初は「結構良い出来だ!」と思っていても、今では「駄作だな」と思っています。
今作ですが、売れ行きのほうは1イベントにつき平均3冊ほどでした。
友人のサークルは30分で600冊完売・それとは別に刷っていた500冊は通販で販売する…なんて話を聞くと、自分のサークルのしょぼさを痛感するばかりです。
でもこんな小さなサークルにも温かい言葉を沢山かけていただきました。とても良い思い出です。
編集さんに読んで頂いて「駄作だ」とは思っていますが、それでもそれを喜んでくださった方々がいらっしゃった。
素晴らしいことだと思います。
良い思い出も、良くない思い出もいっぱいあった今作品。
今回の更新で「良くなかった」と思う方よりも、「良かった」と思ってくださった方のほうが多かったら嬉しいな。
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