◆箱庭の外堀◆

184話更新しました :: 2017/05/06(Sat)

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こっちが本当に付けたかったTOP絵。
でもなんだかネタバレのような気がしたので、差し変えました。
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ざますー

…というわけで更新しました。
サイトの訪問、漫画の閲覧、WCRへの投票、拍手、コメント、更新報告のRTなどなどありがとうございます。
コメント返信についてはまた別の記事で行います。

以下、語ってます。


***

もう何年も言っております。

何度も何度も言っております。

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彼女を落とす言葉は昔から決まっています。
この女は自分が落とされる言葉を決めているのです。


そしてこのたび、さらにハードルが上がりました。

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高崎はこれらのハードルを丁寧に乗り越えました。


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93話。
美菜は「バーカ」をよく言います。 その単純な言葉は美菜の幼稚さを表すのにピッタリだと思っています。
彼女は興奮すると語彙力が低下します。

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そして最新184話でもついつい言ってしまうわけです。「バーカ」って。

でもその言葉ですら高崎は笑顔で答えてくれました。
文句を言うわけでも、嫌な顔をするわけでもなく、「バカです!」って。

高崎はそんな美菜の幼稚で性格の悪い所ですらも笑顔で認めてくれたんです。
規の目の前で「奪います」宣言するし、美菜の自身ですら嫌だと思う所を好いてくれています。
「愛してる」って言うだけじゃなく、美菜が要求したこと以上のことをしてくれたんですね。
前回のブログ記事で「ゲイかも」疑惑とか言っちゃってごめんね!




こうして高崎は「ただのピエロ」から、「社長の恋人」で「社長が一番信頼のおける腹心」へと進化しました。

「子供っぽくて意地悪な社長と、そんな彼女を支える爽やか有能青年コンビ」の誕生です。
高崎は初期登場時からこの姿を想像していたので、ようやくこの形になれて嬉しいです。
でもここで終わりじゃありません。
この主人公の如く成長した高崎君は王様とうさぎさんにとって脅威となっていきます。

高崎の恐怖


ちょっと語ります。

美菜は「愛してる」って言ってくれる人が欲しかっただけなんですね。

昔から規の写真を撮ったり、規の事を追っかけたり… そういうのが癖で、自分でも「ヤバいな」と薄々思ってた美菜ちゃん。
年月を経て、規とも祐二とも学校が変わって、ようやく普通の女の子らしくなってきたところ、
売れない音楽野郎に出会ってしまったのであります。
ヤンデレな歌を歌う野郎で、「この人なら気が合うかも」と美菜ちゃんのアンテナがピンと立ったわけです。
でもそんな野郎から軽蔑されてしまって大変ショックでした。
「あぁ、こんな性格の悪い私のことを愛してくれる人なんていないんだわ」と、その後何年にもわたって思い続けます。

だからそこに登場した規はまさに「たったひとりの私を愛してくれる人」なんです。
優しくて、私のことを嫌わない。 顔色を変えず、平然と何食わぬ顔で付き合ってくれる。
…高崎からしてみたら「何とも思ってないから」なのですが、美菜は「自分を嫌わない人」というだけで規に価値がありました。
とってもハードルが低いんですね。
「あの人は私をいじめないから好き」って、そういうレベルなんですね。
だけどやっぱり「愛してる」って言ってほしいのです。 もっと高いところを要求したくなっちゃうんです。
何食わぬ顔でも良いから「愛してる」って言葉を彼から聞きたいのです。 女だもの。

それなのに規は何も言わずにすぐ死んじゃいました。
でも私には規しかいなかったのに! 規だけが顔色を変えずに付き合ってくれるのに!
「愛してる」って言ってほしかった気持ちは、死んだ規へ押しかかってきます。クローン人間の話になって行きます。

そうして突然現れた「生き返った規」。
それに反発するように現れた「高崎君」。

ウジウジした高崎君だけど、髪型チェンジしてようやく言いました。
「俺が奪います。」
「『いちばん愛している』ひとです。」

いつもは上司と部下の関係でしかないし、よくわからない高崎君だけど、もう言われちゃったら仕方ない!
だって「愛してる」って言われちゃったんだよ! これはもう落ちるしかない!


美菜ちゃんは結構ロマンチストです。 さりげなく自分自身を「お姫様」って例えてます。
理子を育てはしましたが、自分で産んでるわけじゃないから「親」の気なんてサラッサラ無いのです。
(この点は産んでも無いのに愛情溢れちゃう桃絵と真逆ですね)
未だに独身の「お姫様」の気持ちなんです。 だって「愛してる」って言われてないんだから。

「愛してる」って言われて、デートいっぱいして、男の人から告白されて、結婚指輪渡されて、結婚式して、
新婚旅行して、何度も夜を迎えて、それで子供が出来る流れじゃなきゃ心の準備なんてできない!
いきなり婚姻届出して、よくわからん子供が出てきて、それを育てろなんて… 違う! そんなの絶対に違う!
美菜ちゃんはそう思うのです。
その段階を踏んでいないから、未だにいじめっ子でわがままな美菜ちゃんのままなんです。



184話のラスト。
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ほら、またわがまま出ちゃった。
いつもいつも「一回だけでいいから」って言ってきたのに、「何度も言って」に変わっちゃった。
本当はいっぱい言ってほしいんです。 平然とした顔じゃなくて笑顔で言ってほしいんです。

高崎は「バカ」って言うと「はい!バカです!」って返してくれて、何度でも「愛してる」って言ってくれます。
卑屈な美菜ちゃんにはピッタリだと思います。

***

と、久々に長々語りました。

185話からはうさぎさんと王様のお話になります。
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どうやら、美菜と高崎のように一直線で分かりやすい関係とはちょっと違う様子のふたり。

ふたりの関係は?
ふたりの目的は?
どうして一緒に居るの?
本当に「生き返った規」なの?
王様の正体は?
色々とまだ謎があります。

…ここまで、184話までは10年くらい前に作った『箱庭に追慕』の初期案に沿って出来ています。

なので比較的繋がっているのですが、185話からは方向が一変します。
3~4年前に箱庭の大筋変更(登場人物の増量・追加シナリオ・キャラの過去変更・エンディングの改変)がありまして、
『このまま大筋通りに行って、矛盾の少ない状態で綺麗な小ぢんまりとした大人しい形で終わるか』
『大幅に予定変更して、矛盾は多いけど情熱的に思いっきり作ってドでかく終わるか』
の二択で悩みました。

結果『矛盾いっぱいでも思いっきりやってやろう!』と思ったので、これからはちょっと目を瞑っていただきたい点が増えてきます。
でもそのぶん、王様とうさぎさんは今後のお話で精一杯生きていきますので、「こまけえことはいいんだよ」精神でよろしくお願いします。

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