◆箱庭の外堀◆

182話更新しました :: 2017/03/20(Mon)
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182話更新しました。 大変遅くなりました。
久々の更新なのでまた何か間違ってたらどうしよう…ってブルブルです。



「オンナ」です。

年をとることは恐怖だと思います。
月日が怖い。 もうこれ以上、年齢を重ねたくない。 若い女が恨めしい。
「18歳」と「19歳」でイメージが違うように、一歩一歩と年をとり続け、戻れない道を進み続ける。
段々と自分が老化していくのが分かる。
手荒れが酷くなった、夜更かしが出来なくなった… そういった小さなことから恐怖を感じていきます。

それを認めてくれる人がいればいいんです。
「きみと一緒に年をとっていける」と手を繋いでくれる人がいるのなら、報われると思います。
しかし独りの女はただただ、「きみと一緒に」と言ってくれる人がいないうちに年をとり続けることに恐怖します。

『若さ』という魅力が失われていく。

ただでさえ、「私」は顔も器量も良くないというのに。
段々と「私」の売り文句が減っていく。

ブスで性格も良くない「私」と一緒に歩いてくれる人なんかいるわけない。
だって「彼」がそう言ったから。
『お前みたいな変態痴女、好きになる奴なんていねぇよ』(99話)

じゃあ「私」には規しかいないじゃない。
規が『結婚しよう』って言ってくれたじゃない。
それって、「私」を許してくれるのは規だけってことでしょう。

「オンナ」の「華」は過ぎていく一方。

「華」の時期は全て規と一緒だったんだから。
見捨てないで。
ブスで性格の悪い私にはもう何も残ってない。
返して。
私の「華」の時期を返して。
もう誰も見向きもしてくれない。
返して。
そしたら若い姿で別の男を捕まえるから。
それができないなら、見捨てないで。

『世界で一番愛してる』って、
枯れた私に報いて。


***

こうして高崎は盛大にフラれたのでした。
こんなに更新待たせておいてフラれるんかーい!

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  1. 補足説明
はいけーかたったった :: 2017/03/12(Sun)


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「酒の肴は男の背中」の背景を作った時のメモ書きです。


拍手絵の背景を褒めてくださった方がいらっしゃって嬉しい限りです、が、
私は筋金入りの背景嫌い・背景描けない人間であります! 申し訳ない! 私、背景を全然語れません…!
昔っから下手くそ画力で、背景が進歩しないのは背景が苦手で逃げまくってるからなんです。

話の進み方の関係で、間取りを考えなきゃいけない時があるので最低限しか考えておりません。


でも語れる所は少しだけ語ろうと思います。
付き合ってくださる方は追記まで。


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  1. 補足説明
173話更新と、補足説明 :: 2016/08/07(Sun)
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※173話(最新話)のネタバレがあります!
 本編を読んでからお願いします。





はい、というわけで、

6年間待ってたよ~~~~!!!

第一話の時からこのシーンは視野に入っていました。
うさぎさんが他の人と会話するシーンが今までなかったのは、正体が彼だったからです。



この漫画を作ろうと思った時、『3つの大どんでん返し』を決めました。

【その1】 31話 「主人公はクローン人間で、箱庭の中に住んでいた!?」
【その2】 65話 「吉野規は理子が好きだった!?」

そして最後が今回。

【その3】 173話 「うさぎのお面を被った人物は死んだはずの吉野規だった!?」

です。
この3つだけは読者様に絶対予測されたくありませんでした。
なので、全力で誤魔化しまくった6年間。

173話の為にずっと見開き(2ページ使ったシーン)を抑えてきました。
どんな見せ場でも抑えて、抑えてきました! このシーンの為に!!
…初めての見開きで勝手が分からずかなり苦労しました。


色々画策し過ぎてどこを頑張ったのかすら覚えてない所も結構あります。

113話とか
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手で綺麗に顎のラインと右目を隠してます。お面の下は規の顔なのですが、上手く誤魔化せていたかな…と。


118話は
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「絶っ対」を付けてまで、死者復活を否定しました。
ダシに使ってごめんよ、紀一君。


他にも細々とあるのですが、割愛しまして…

特に誤魔化しに大変だったのは
『酒の肴は男の背中』です。


驚く若大将たち
事実を知ったらめっちゃ驚くだろうと思います。

このお話は「王様の過去に触れつつ、うさぎさんに対する先入観を与えてミスリードする」という目的がありました。
(「配色に黒を増やす」「いつもと違うアングル」等々、他にも目的はありましたが…)

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王様は「同棲相手がいる」と発言しましたが、誰も「カノジョがいる」とは言ってません。
さらっと若大将が「カノジョ」と呼び始めてるんです。 若大将、勘違いしてるんです。
(まさか同棲相手があんなのだとは思わないでしょうけれども…)


その若大将の一個の勘違いがもとで、
『2人はめちゃくちゃ愛し合ってる』

という結論まで進んで行ってしまいました。
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妄想力のたくましい若大将と管理人さん。
…管理人さんは、ありもしないものに嫉妬していたんですね。

奴らはこんな感じに抱き合ったりしません。
だから管理人さんの「信じない」は悲しい事に当たっていたのです。

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でも、これらは実際にありました。
うさぎさんと王様で毎日じゃれあってるんですね。膝枕するんですよ。
王様はああ見えてありえないくらい優しいので、うさぎさんの要望なら何でもしてあげます。
うさぎさんの為にクローン人間を殺そうって人間ですから、そりゃ膝枕くらいお安いご用です。

ブログのイラストまとめ「ふたりの日常」カテゴリはこれらの延長です。


ブログカテゴリにわざわざ「ふたりの日常」を作って、王様とうさぎさんの仲良し画像割合を多くしたのもミスリードの為です。
6年前からコツコツ、暇さえあればミスリードにいそしんでまいりました。

実は今までの王様の絵では一度もうさぎさんに赤面している(惚れている描写)が無いのです。
うさぎさんが一方的に王様にじゃれつこうとして、王様は気が乗った時だけ相手をしています。
うさぎさんにとって王様はワガママを聞いてくれる手下みたいな、遊び相手みたいなものです。 過激ですけど。

***

さて、追記はうさぎさんの服についてです↓



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  1. 補足説明
  2. | 本文:2
実は6年近く待っていた :: 2016/05/21(Sat)


『箱庭に追慕』という漫画は私の過去に作ったお話をリメイク・再構築・合体させています。

理子が主人公のお話、規が主人公のお話、居が主人公のお話、紀一が主人公のお話…
そんな色々な主人公達のお話がひとつにまとめられて『箱庭に追慕』になりました。
いわば『箱庭に追慕』とは私の創作活動の総括なんです。だから愛着もいっぱいです。

主役だけじゃありません。
白坂も過去に作ったお話の主人公でした。

特に白坂は私の初めてつけペンで書いた漫画の主人公なので思い出いっぱいです。
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七月・白坂・玉沢・佐藤の4人はその初めて描いたお話の登場人物です。
「七月編」自体がそのお話と他のお話を合体して再構築しています。

確か白坂のお話が出来たのは8年くらい前です。
当時のお話も『3人の男達が女ひとりを殺すかどうかで悩むお話』でした。(どんなお話ですか!)

「既存キャラと被る」という意味で、七月・白坂の外見は大幅に当時から改変が加えられていますが、
玉沢と佐藤は全く当時のままです。性格も何もかも。

玉沢と佐藤についてやんわりと説明します。


まず玉沢。
(私としては『樋村(ひむら』が正式名なのですが、友人が付けてくれたので『玉沢』を採用してます)
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七月に対して冷ややかな態度の彼。
七月殺害を提案するのも彼ですが、実は彼にも弱点がありまして。

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(155話)
実はカーチャン大好き。マザコン。
でも実際はカーチャンを前にすると素直になれない男で、
「マッサージ機能を備えた2号を大量生産してプレゼントする」なんて遠回しな親孝行を考えていたりします。

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(169話)
そんな玉沢が大金を必要とする理由は、『詐欺にあったから』だったりします。

「母親が倒れたから大金が必要だ」という、なんとも悲しい詐欺に引っ掛かったことがあったのです。
彼は母親へ素直になれない男ですから、「倒れた!」と言われれば母や親せきに確認することすら忘れて
急いで大金を用意して振り込んでしまった過去があります。
…あの性格ですから、親戚一同に嫌われてますので「事の真意を確かめる相手」がいなかったのです。

そこで作ってしまった借金が元になって、現在は貧乏暮し。
七月のせいで現状が悪化するなんて、彼には耐えられなかったのでした。



さて。
次は佐藤。

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言うまでも無く、奴はギャンブル依存症。

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無言を貫いている時が多いように思いますが、
あれは競馬中継を聞いてるだけだったりします。
アンテナ
そしていつも帽子の上に乗っかってるゴーグルは受信した電波でギャンブルの結果を可視化する為の物です。

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元妻へのお金に悩む中央の男と、詐欺被害で悩む右側の男と、ギャンブル依存症で悩む左側の男…。
それを知ると左側の男だけには
「きみ、そんな顔する権利無いぞ? きみが必要なものは金じゃないぞ? それ治すことが大事だぞ?」って
正座してつっこみたくなります。

真面目な顔して大事な所はスルーするというか、他人に深入りしないというか…そこが彼らの良いところでもあります。



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  1. 補足説明
170話更新しました :: 2016/05/08(Sun)

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170話更新しました。
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補足が今日は長いです。

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135話。
…七月がビッチというのはこの『死んでも犯人が分からない』の為でした。

七月は
「仕事で関わった人は食いつくす系ビッチ」とか「友人は全員食いつくす系ビッチ」とかじゃなくて
「富山君が憑依して見えた人だけを食いつくす系ビッチ」です。
道で見かけただけの男でも富山君に見えればムシャムシャします。

それってつまり、七月自身にしか分からない基準で男を選んでいるわけです。
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136話。
規を追ってきただけの人に対してもいきなり飛びつきます。
富山君に見えりゃもう何でも良かったんです。
すれ違っただけの名前も知らない男でも良いんです。
すれ違いながら抱きつきます。

だから七月が『殺人』で死んでいる場合、動機を持ってそうな人間を絞るのが難しい。
もしかしたらその辺で名も知らぬ男を捕まえて、恨みを買って死んだのかもしれない。
名も知らぬ男には彼女がいて、彼女が七月を恨んで殺したのかもしれない。

いやいや、もしかしたら自殺かもしれない。
それとも、本当に事故なのかもしれない。

なにせ他人には脳内が理解できない女でしたから、
普通の人が亡くなった場合よりも事件解決はすごく難しいものになったと思います。
「2人の子供を残して自殺するわけがない!」・・・とは断言できない女でした。

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147話。

実はこれが運命の分かれ道でした。
七月が白坂に対して少しでも色目を使っていれば、七月は生きていたのです。

ぼかして言われていますが、170話の『噂話』は実質の殺害予告。
それを止めることが出来たのは白坂だけだったんです。

白坂は
『七月が生き、常に七月が裏切って収入が無くなる心配をすること』
 (自分の娘や元妻に手渡す金が無くなる事)と
『七月が死に、収入が無くなるリスクが減る事』
 (自分の娘には当分の間は会える事)を天秤にかけて後者を選びました。

その選択の根本には
「僕が黒見さんを助けても、黒見さんは僕をその辺の男以下の存在にしか見ていない。
 だってどんな男にも飛びつく人なのに、僕に限って抱きついても来ない。
 それって『男』とすら見られてないってことで、僕には微塵も興味が無いんだ。
 そんな振り向いてもくれない人に尽くせるわけがない。
 愛してもくれない人の為に…あなたの命のために僕の生活を崩されるわけにはいかない。」
という気持ちがあります。






・・・その点、すごいですよね





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高崎って、
『美菜が振り向いてくれる可能性』なんて全く無いのに尽くしてるんですよ。
高崎どうなってるんでしょうね。あの男、馬鹿ですね。


というわけで、今回のお話は高崎との対比になっています。
白坂が「あなたには尽くせない」と言ってくれているおかげで
高崎の頭おかしい具合に気がついてくださればと思ってます。

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「出来る人」というのは高崎のことでして…

でも、白坂と高崎の大きな違いは「娘」なのかもしれませんね。
「娘」がいない高崎は身軽な分、美菜に遠慮なく尽くしているんだと思います。


*****

さて。
実は白坂、女性に対してかなり積極的に出てくる男だったりします。
でも喧嘩には弱いので男相手だとかなりの弱腰になります。
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女性好きではありますが、女性の趣味がものすごく悪い。
白坂が惚れる女は大体悪女だったりします。
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その悪女好きは自他共に認めるものらしいですが、
あくまで「悪女が好きだから告白する」んじゃなくて「好きで告白した女が揃いもそろって悪女だった」パターンです。

そんな白坂の趣味は剣玉。

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我流でコツコツとやってます。暇さえあればコツコツ。

女性にアプローチしてデートまでこぎつけても、
待ち合わせ場所の待ち時間にコツコツ剣玉してるので大体その辺でフラれます。

白坂

でもそんな剣玉好きも気にしない女性もいるようで、白坂は2回の結婚にこぎつけています。
…ただし、相手の女性は悪女なので2回の離婚にも至ります。

その2回目の結婚時で出来た女の子が今回の『娘』です。
娘の名前は『みこ』と言います。


…やっぱり自分の娘って言うのは目に入れても痛くない程かわいいものでして。
二回目離婚後の白坂は、元妻の方で暮らしている娘に会いたいと定期的に思ってしまいます。
だけど元妻から提示されるのは高額な金額。

それでも金を見繕って出し続ける白坂。
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彼が「お金に困ってる」というのはそういうことです。



実は白坂の話には続きがありまして。

悪女である元妻と二人で暮らす娘の『みこ』。
もちろん、母親の影響を受けまくりです。
『みこ』は母から、男をモノにする技術やテクニックを直伝で受け継ぐことになります。

そして娘の『みこ』は結果として、芸能人になります。

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(77話のおまけより)

寿司屋若大将の父、寿司屋大将が大好きなアイドルというのは白坂の娘です。
大将は『みこ』の為に早めの引退を決意してアイドルをおっかけるようになりました。
『みこ』はそこまで大きく罪な女に成長することになります。

そして『みこ』は、ちょいとした運命のいたずらで黒見紀一に出会う事になるのですが・・・
それはまた語られるかどうかも分からない別のお話。

みこ1

みこ2

というわけで、長々と広範囲に広がった補足説明でした。

  1. 補足説明
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